芥川賞作家2人の新作小説が同日発売 鈴木結生『さらば源氏物語』と松永K三蔵『サヴァンナ』がU-NEXTから登場

動画配信サービス「U-NEXT」を運営する株式会社U-NEXTが、オリジナル書籍として芥川賞作家2人の小説を刊行しました。鈴木結生さんの『さらば源氏物語』と、松永K三蔵さんの『サヴァンナ』の2作です。どちらも10月30日(金)から全国の書店で発売されています。
鈴木さんはミレニアム世代で初めて芥川賞を受賞した作家です。最新作『さらば源氏物語』は、豊臣秀吉と源氏物語をつなぐ新感覚の歴史小説として紹介されています。松永さんにとっては『バリ山行』以来の新作となる『サヴァンナ』は、ブラック企業を舞台に現代社会を鋭くえぐる怪作とされています。

秀吉が「源氏」を盗んだ? 鈴木結生『さらば源氏物語』
「殿は、『源氏』をお読みになりたいのですか?」――。文化を享受する才に恵まれた女房・ちゃあの自室から「源氏物語」を盗んだのは、天下人の豊臣秀吉でした。ちゃあと秀吉、そして「女のための源氏抄」を書く玉栄の3人による、3日に一度の「源氏読み」が始まりますが……。史実の隙間を類まれな想像力でつなぎ合わせた、文学愛にあふれる逸品と紹介されています。
著者の鈴木結生さんは2001年に福岡県で生まれ、福島県で育ちました。西南学院大学大学院を卒業しています。同大学に在学していた2024年に「人にはどれほどの本がいるか」で第10回林芙美子文学賞佳作を受賞し、デビューしました。2025年には「ゲーテはすべてを言った」で第172回芥川龍之介賞を受賞し、ミレニアム世代初の芥川賞作家となりました。ほかの著書に『携帯遺産』があります。
- 書名:さらば源氏物語
- 著者:鈴木結生
- 仕様:B6判/並製/160ページ
- 発売日:2026年10月30日
- 税込定価:990円(本体900円)
- ISBN:978-4-86843-403-0
- 装画:飯田ダダ
- 装丁:森敬太(飛ぶ教室)

消えた退職メールの謎を追う 松永K三蔵『サヴァンナ』
主人公の「私」が勤めるのは、退職者が後を絶たないハウスメーカーです。毎月届く「退職のご挨拶」は、テンプレート通りのものかAIで生成されたもので、「私」はうんざりしていました。そんなある日、ついに完全オリジナルの長文メールが届きます。差出人はエース社員の野原さんでした。ところが、読んでいる途中でそのメールは削除されてしまいます。
手がかりは「サヴァンナ」という単語。それは一体何なのか、消されたメールには何が書かれていたのか。失われた「サヴァンナ」を探し求める旅が始まり、やがて「私」はグループ会社の全てを統べる会長から呼び出されることになり……。
著者の松永K三蔵さんは1980年茨城県生まれで、関西学院大学文学部を卒業し、兵庫県に住んでいます。2021年に「カメオ」で第64回群像新人文学賞優秀作を受賞してデビューし、2024年に「バリ山行」で第171回芥川龍之介賞を受賞しました。
- 書名:サヴァンナ
- 著者:松永K三蔵
- 仕様:B6判/並製/184ページ
- 発売日:2026年10月30日
- 税込定価:990円(本体900円)
- ISBN:978-4-86843-402-3
- 装画:井澤june
- 装丁:森敬太(飛ぶ教室)
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出典:株式会社 U-NEXT


